木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「第二子不妊を乗り越えて ― 流産を経験しても諦めなかった先に授かった命」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

2人目不妊のため約1年半通院しました。
1人目の時もお世話になったので、迷わずまたニューアートに通院することを決めました。
待ち望んでいた院内にドキドキしながらも、富山先生は変わらない笑顔で受け入れてくださいました。
1人目を人工授精で授かったこともあり、体外までは考えていないことを伝え、治療はスタートしました。
「すぐには妊娠できるだろう。前に半年程だったし、同じくらいかな。」なんて簡単に考えていました。
仕事が調整できない時はタイミングにしてもらったり、タイミングと人工授精を繰り返し、気付けば一年近く。
人工授精も6回以上ダメで、もう精神的にも辛い時期でした。
「2人目が欲しいなんてぜいたくな願いですか?」と先生に聞くと、
「2人目が欲しいって思っていいじゃない!命を生み出すために治療しているんだから、欲張っていいんだよ!」
と力強く言ってくださいました。
10回目の人工授精をしたところ妊娠!
ですが喜びもつかの間に出血があり、8週目で稽留流産と診断されました。
毎日泣いて自分を責めたりもありましたが、
「笑顔で過ごしていれば私の所に帰ってきてくれる」
と信じ、再び人工授精を行い、今回の妊娠に至りました。
今は心拍の確認もでき、つわりに苦しむ日々です。
辛いことも話しても「それも楽しもう!」と言って、あまり寄り添ってくれない富山先生ではありますが(笑)、
後ろ向きになっている時は必ず前を向かせて励ましてくれる先生です。
自分自身と先生を信じて、諦めないということが大切だと思います。
最後に診察に来られている皆さんにお願いがあります。
診察時間内で混雑している時には、女性の方にぜひ席を譲っていただきたいです。
精神的にも肉体的にも、やはり女性の負担は大きいです。
2階のフロアに移動することさえ辛い時もあります。
夫婦での通院ももちろん必要なことではありますが、ご配慮いただければと思います。

ご妊娠、そして第二子のご卒業、誠におめでとうございます。
第一子に続き、今回も当院を信頼してお越しいただき、本当にありがとうございました。


今回の体験談は、第二子不妊に悩まれる多くのご夫婦にとって、大きな希望となる内容だと感じました。
第一子を人工授精で授かられた経験から、「今回も同じくらいで授かるだろう」と思われていたお気持ちは、とても自然なことです。
しかし、実際には一年以上が経過し、人工授精を何度繰り返しても結果が出ず、精神的にも大変つらい時間を過ごされたことが伝わってきました。
そして、「2人目が欲しいなんてぜいたくな願いですか?」という患者様の問いかけは、私も診察室で今でもよく覚えています。
第二子不妊の患者様は、「一人いるのだから我慢しなければ」「贅沢なのではないか」と、ご自身を責めてしまうことがあります。
しかし、私はそうは思いません。
兄弟をつくってあげたい、ご家族をもう一人迎えたいという願いは、とても自然で大切な思いです。
だからこそ私は、「欲張っていいんだよ。」とお伝えしました。
患者様がご自身の願いに遠慮する必要はありません。
医学的に可能性がある限り、その願いに寄り添い、一緒に考えていくことが私たちの役割だと思っています。


その後、待ち望んだ妊娠が叶いながらも、稽留流産という大変つらい経験をされました。
妊娠できた喜びが大きかった分、その悲しみは計り知れなかったと思います。
それでも、「笑顔で過ごしていれば帰ってきてくれる。」という思いを支えに、再び前を向いて治療へ臨まれたことには、本当に頭が下がります。


そして、今回の妊娠につながったことを、私たちも自分のことのように嬉しく思っています。
また、私について「寄り添ってくれない先生(笑)」とユーモアを交えて書いてくださったことには、思わず笑ってしまいました。
確かに私は、ただ慰めるよりも、「次へ進もう」「まだできることがある」と前を向いていただくことを大切にしています。
そのため時には少し厳しく聞こえることもあるかもしれません。
しかし、その思いを理解してくださり、「後ろ向きになった時は必ず前を向かせてくれる。」と受け止めていただけたことは、
医師として本当に嬉しいことです。


そして最後に、待合室での席の譲り合いについても触れてくださいました。
治療中、とくに排卵誘発や採卵後、妊娠初期などは、外からは分からなくても体調が非常につらい患者様が多くいらっしゃいます。
このような患者様同士への思いやりを発信してくださったことにも、心から感謝申し上げます。
これからは、ご家族四人で新しい命を迎え、さらに賑やかで幸せな毎日を過ごされることでしょう。
お子さまたちが健やかに成長され、ご家族皆さまが笑顔に包まれた毎日を歩まれますことを、スタッフ一同心よりお祈りしております。
このたびは本当にありがとうございました。
そして、ご卒業おめでとうございます。