卵管鏡下卵管開口術(FT)
Falloposcopic Tuboplasty ( FT )
可能性を広げるために卵管の通りを整えるという選択
卵管鏡下卵管開口術(FT)は、卵管通過障害(卵管狭窄、卵管閉鎖)の場合に行う治療です。静脈麻酔で可能な日帰り手術であり、リスクも低く、体への負担を抑えながら健康保険の適応内で実施できることも特徴のご要望の高い治療法です。
卵管は卵子と精子が出会うための大切な通り道です。排卵や精子の状態に大きな問題がなくても、卵管に狭窄や閉塞があると妊娠に至りにくくなることがあります。卵管を整えるという選択は、自然妊娠の可能性を高めることへ繋がります。
卵管鏡下卵管開口術(FT)で行うこと
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01
膣および子宮を経由して、卵管鏡を卵管口から卵管内に挿入します。
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02
卵管鏡(0.6mm)先端の風船(1.2mm)を膨らましながらゆっくりと、トンネルを掘るように進めていきます。
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03
卵管が狭窄あるいは閉鎖している部分を通す際に抵抗がありますが、風船の圧力を高めて鈍的に開通します。
卵管鏡下卵管開口術(FT)は、静脈麻酔下で行いますので痛みの伴わない手術です。閉塞した卵管においては、卵管鏡下卵管開口術(FT)を行うことで、卵管通過性の回復が95%~98%ほど認められます。閉塞していない卵管においても、潜在的な狭窄部位を認めることがあり、両側の開口術が勧められています。また、妊娠する場合の多くは術後半年から1年以内であるため、妊娠に至らない場合には(卵管の機能に問題があると推測され)体外受精が望ましいと考えられます。術後の卵管の再閉塞は3ヶ月で5%程度と報告されています。
Key Benefitsメリット
卵管を温存できる可能性
卵管を取り除くのではなく、通りを整えることで自然な受精の可能性を残します。
体への負担を抑えた治療
開腹手術ではないため、お身体への負担を抑えながら妊娠の可能性を高めます。
What We Value 当院で大切にしていること
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Enhancing Natural Conception
自然妊娠の可能性を広げる
卵管の通過性を改善し、卵子と精子が出会いやすい状態を目指します。手術後の自然妊娠の可能性を考えた治療です。
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Precise Indication for FT
FTが適しているかを見極める
卵管の状態だけでなく、年齢や卵巣機能、精液所見なども確認します。患者様の妊娠の可能性を総合的に考え、FTの治療が適しているかを判断します。
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Attentive Postoperative Care
術後の経過を丁寧に確認
手術後は一定期間、排卵の状態や治療経過を確認します。卵管の通過性が改善した後も、妊娠につながるまで丁寧に見守ります。
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Timely Step-Up Decision
次の治療へ進む時期を見極める
年齢や卵巣機能、手術後の経過をふまえ、治療方針を検討します。同じ治療を漫然と続けず、必要な時期に次の選択肢をご提案します。
卵管鏡下卵管開口術(FT)が向いている方
- 卵管造影検査などで、卵管の狭窄や閉塞を指摘された方
- 片側、または両側の卵管通過障害が疑われる方
- 卵管の通りに問題があり、自然妊娠や人工授精が難しい可能性がある方
- タイミング指導や人工授精を行う前に、卵管の状態を整える必要がある方
- できるだけ体外受精の前に、卵管を使った妊娠の可能性を考えたい方
卵管鏡下卵管開口術(FT)がすべての方に適しているわけではありません。
年齢、卵管の状態、精子の状態、これまでの治療期間によっては、卵管鏡下卵管開口術(FT)ではなく体外受精を早めに検討した方がよい場合もあります。