木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「何度も心が折れそうになっても、3回目の人工授精で授かった命」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

約1年間お世話になりました。
1年以上自分たちでタイミングを取っていましたが2人目が授からず、36歳になる歳で勇気を出してこちらに通院を決めました。人工授精3回→採卵と体外受精2回ずつ→人工授精3回で妊娠することが出来ました。
皆さんと同じだと思いますが、本当に妊娠できるのか、いつできるのか、他の人は妊娠できても私だけ出来なかったらどうしよう、などと何度も不安になりました。副作用と思われる頭痛や吐き気、気分の落ち込みなどもあり家族に迷惑もかけました。毎回期待してはダメで落ち込み、焦り、まだ続けなければならないのかと泣きました。何度も挑戦するうちに、「どうせダメだ」という気持ちになってモチベーションが下がることもありました。それを乗り越えられたのは、先生の冷静かつ前向きなお言葉と周りのサポートのおかげです。
具体的な妊娠までの流れですが、人工授精3回目の前に卵管造影検査をしたところ、片側の卵管閉塞が判明しました。3回目の人工授精の後体外受精に切り替え、「採卵→体外受精」を2回しました。2回目の卵の1つはとても良い質だったのにダメだったので、かなり落ち込みました。体質上卵が多く取れないため、手術で卵管を通してきた人工授精も取り入れていこうとなりました。「最先端の体外受精でなかなか妊娠しないのに人工授精で授かるのか」という疑問と不安に、先生は採れる卵の数が少ないという理由の他に「女性の身体は神様が作ったものだからね。意外と人工授精も妊娠するんですよ。自分の身体を信じてみて」と言葉をかけてくださり、卵管の手術をして人工授精を3回ほど試すことにしました。
1回目、ダメ。そうだよね。
2回目、ダメ。やっぱりそうか。
また失敗して体外受精することになるのかな…などと半分諦めながらの3回目。なんと妊娠!
体外受精は妊娠しやすいとか人工授精は妊娠しにくいとか、一般的な妊娠の確率の違いはありますが、本当に治療は患者さんの体質や経過によってケースバイケースなのだと実感しました。それを先生は個別に判断して、治療内容を決めてくださいました。本当に感謝しかありません。
今もまだ信じられないという気持ちと、その反面妊娠による確実な身体の変化に戸惑いながらも、やっと新しいメンバーを家族に迎え入れられそうなことを夫婦で喜びを噛み締めています。
不妊治療は精神的にも体調的にも辛いですが、妊娠出産子育ても辛いことがたくさんあって、むしろこれからが本番。気を抜かず、でも前向きに、治療で辛かった経験、妊娠して嬉しかった気持ち、先生やスタッフの皆様にかけていただいた言葉、全てを胸にこれからも家族で協力して歩んでいこうと思います。
本当にありがとうございました。

ご卒業、そしてご懐妊、誠におめでとうございます。
治療の途中で卵管閉塞が判明し、体外受精、そして再び人工授精という経過は、一見すると遠回りに感じられたかもしれません。
しかし、不妊治療には「この治療なら必ず妊娠する」という一本道はありません。
その方の体質や経過を見ながら、その時々で最も可能性がある方法を選択することが大切です。
「最先端の体外受精でも難しいのに人工授精で授かるのか」と不安に思われたお気持ちは当然だったと思います。
それでも最後まで信じて治療を続けてくださり、3回目の人工授精で授かられたことは、まさに不妊治療は一人ひとり違うということを教えてくれる出来事でした。
治療中の苦しさや副作用、何度も期待と落胆を繰り返された経験を率直に綴ってくださり、ありがとうございます。
その経験は、これから治療を始める方や、今まさに心が折れそうになっている方にとって、大きな励ましになると思います。
これからはご家族3人、新しい生活が始まります。どうぞご無理をなさらず、お身体を大切に、笑顔あふれる毎日をお過ごしください。
スタッフ一同、心よりお祝い申し上げます。