木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「最後の挑戦のつもりで踏み出した体外受精が、新しい未来を連れてきてくれました」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

最初は主人の検査をするためだけに来院しましたが、説明会を受けてから、「異常がないだけで安心していてはいけないかもしれない」と思い、通院を考えました。
タイミング法は他院でも行っていたため成功しなくてもそこまで落ち込みはしなかったですが(とはいえ全く平気ではなかったですが)、人工授精を何度かしても成功しなかったときはかなり落ち込みました。
いくら体に異常がないとしても、今の技術では判明しない異常があるのではないかと、心の奥底で不安がぬぐえませんでした。
もう思い切って、一度体外受精をしてみて、それでダメなら一旦治療を休もうと思いチャレンジしたところ、幸運なことにその一回で妊娠することができました。
よく聞く「これでダメなら諦めようと思っていたら成功した」ということが、まさか自分に起こるとは思わなかったので、喜びにあらず「ホントに!?」という驚きが大きかったです。
(先生がまあまああっさり「妊娠してるね」と仰ったのもあるかもしれません。)
治療中は一喜一憂どころか憂しかなかった記憶ですが、思えば、頑張りすぎても深刻に考えすぎないのが大事なのかもしれません。
先生に治療をお任せしている以上、リラックスして「普段しない経験をしている」と思うのもアリかもしれません。
(少なくとも、体外受精のときは私はそんな感覚で、実際何も分かりませんでした。)

ご妊娠、そしてご卒業、誠におめでとうございます。
このたびは、ご自身の率直なお気持ちを綴ってくださり、本当にありがとうございます。
最初はご主人の検査が目的で来院されたとのことでしたが、説明会を通して「異常がないこと」と「妊娠できること」は必ずしも同じではないことをご理解いただき、ご夫婦で治療に向き合う決断をされたのですね。
タイミング法、人工授精と結果が出ない中で、「検査では分からない何か原因があるのではないか」と不安を抱かれたお気持ちは、多くの患者様が共感されることだと思います。原因不明不妊では、検査で異常が見つからないからこそ、不安が大きくなってしまうことがあります。
「これで最後にしよう」という覚悟で体外受精に挑まれ、その1回で妊娠という結果につながったことを、私たちも本当に嬉しく思っています。そして、「嬉しい」というより「本当に!?」という驚きが大きかったという率直な表現に、その瞬間のお気持ちがよく伝わってきました。
また、「深刻に考えすぎないことも大切かもしれない」「先生に任せている以上、リラックスして普段しない経験だと思うのもあり」というご自身の振り返りは、とても印象的でした。不妊治療は真剣に取り組むべき医療ですが、一方で不安に心を支配され続けることは、ご本人にとって大きな負担になります。医学的には一歩ずつ治療を進めながら、心には少し余裕を持つことも大切なのだと、改めて感じさせていただきました。
「妊娠してるね」とお伝えした時のことまで覚えていてくださり、思わず微笑みながら拝見しました。
これから始まる新しいご家族との毎日が、笑顔と幸せにあふれたものとなりますよう、スタッフ一同心よりお祈りしております。
このたびは本当にありがとうございました。そして、ご卒業おめでとうございます。