木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「何度も壁を越えた先に――治療方針を信じて授かった命」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

不妊治療を終えて
○治療を始めたきっかけ
結婚して3年経っても自然妊娠せず、私の年齢(当時33才)を考えて受診しました。
説明会では、先生が治療について詳しく説明してくださり、質問にも丁寧に答えてくださったことで安心することができました。また反面、女性の年齢が上がるほど妊娠の可能性が下がってしまうこともリアルに伝えられ、生ぬるい段階ではないと思い、すぐに治療に踏み切りました。

○治療中について
検査を受けた際は、特に大きな異常も見つからず、正直すぐに自分は妊娠するだろうと思っていました。しかし、人工授精を3回しても授からず、体外受精にステップアップ。
人工授精まではあまり抵抗がありませんでしたが、体外受精は採卵や胚移植、仕事を何回も休まなければならず、また決まった時間の注射や投薬(腟剤を毎日3回入れるのは大変でした)があったり、採卵は麻酔をしても痛かったりと負担が増えました。
そんな中でも生理が来てしまうたびに落ち込み、夫にも申し訳ないなと感じていました。
3回目で妊娠しなかったときは、「次もできなかったら一度休もう」という話も夫婦でしていました。
先生はいつも「前と同じことをしても何も変わらない」と一緒に考えてくださるのですが、4回目に「前より卵は少ないけど、もう一度採卵してみる?」と提案してくださいました。
採卵数は前より少なく諦めかけていましたが、まさかの2つ胚を移植することになって、そのうち1つが妊娠成立することができたので、新しい提案をしてくださった先生には感謝しています。

○これから治療を受ける皆さまへ
不妊治療は、時間の制約や金銭的負担、身体の痛み等を伴うため、不安を感じることも多いかと思います。
富山先生は明るく気さくに相談に乗ってくださり、私はいつも助けられていました。
小さなことでも、悩まずどんどん話してみてください。
(ストレスが一番良くないらしいので!)

○最後に(お礼)
治療に真剣に向き合ってくださり、心配性な私の相談にいつも乗ってくださった富山先生、注射や採卵で痛みを和らげてくださった看護師さんやスタッフの皆さまには心から感謝しております。
無事にかわいい子を出産できて、今後も過ごしてまいります。
ありがとうございました。

ご出産、そしてご卒業、誠におめでとうございます。
このたびは、ご自身のご経験を丁寧にまとめた心温まるメッセージをお寄せいただき、本当にありがとうございます。
説明会で不妊治療についてご理解いただく一方、年齢と妊娠率の関係という現実もしっかり受け止め、早い段階で治療に踏み出されたことが印象に残りました。治療には適切なタイミングも大切であり、その決断が今回の結果につながったのだと思います。
また、検査では大きな異常が見つからず、「すぐに妊娠できるだろう」と思われていた中で、人工授精、体外受精へと進み、思うような結果が得られなかった時期は、本当に苦しかったことと思います。採卵や自己注射、腟剤の使用、仕事との両立など、体外受精には身体的・精神的な負担が伴います。その一つひとつを乗り越えてこられたことに、心から敬意を表します。
特に印象的だったのは、「前と同じことを続けても変わらない」という考えのもと、4回目の治療で新しい方法をご提案し、それを信じて一緒に挑戦してくださったことです。採卵数が少なく不安もあったと思いますが、その中から妊娠につながったことは、患者様ごとに治療を柔軟に見直していくことの大切さを改めて教えていただきました。
また、これから治療を始める患者様へ向けて、「小さなことでも悩まず相談してほしい」「ストレスをため込まないことが大切」とご自身の経験からメッセージを残してくださり、本当にありがとうございます。同じ経験をされた方だからこそ、その言葉は多くの患者様の支えになると思います。
看護師やスタッフへの温かいお言葉にも深く感謝申し上げます。皆様のお気持ちはスタッフ一同にとって何よりの励みになります。
これからは、ご家族皆様が笑顔あふれる毎日を過ごされますことを心よりお祈りしております。
このたびは本当にありがとうございました。そして、ご出産、ご卒業、誠におめでとうございます。