木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「夫としてできることは何か ― 一人で抱えず、二人で歩んだから授かった命」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

約1年間、不妊治療をしてきましたが、一番感じたことは妻への感謝です。
人工授精、体外受精となると、毎日決まった時間に薬を飲み、頻繁に病院に通い、注射を打ち、家でも注射を打たなければなりません。
採卵は痛みも伴いますし、身体と精神的負担は相当なものと思います。
なにより、なかなか結果が出ないことへの不安感がどんどん大きくなる中、ずっと頑張って、治療を乗り越えてくれたこと、本当に感謝しかありません。
私に出来たことは、精子検査をして、改善のためサプリを飲み続けること、家で注射を打ってあげることぐらいです。
後はクリニックには一緒に通い、先生の話を二人で聞き、現状と辛い思いを共有し、妻の頑張りを少しでもサポートしようと心掛けました。
結果が出ない時は、妻が落ち込んで自分のせいと抱え込んでいました。
その時は勇気づけたり、2人の問題として次に進めるような声掛けをしてきました。
不妊の原因は自分たちでは分からないので、一歩ずつ、より確率を高める方法があればやってみることを続けました。
結果、TRIO検査を体外受精3回目で行い妊娠することが出来ました。
先生はいつも診断後に質問を受け付けてくれるので、不安に思っていること、ネットで調べてこんな治療があるけどどうなのか、気になったことは聞くことが出来ます。
色々聞いて、少しでも不安を取り除いて、夫婦と先生の3人で一緒に乗り越えていくことが大事だと思います。
卒業も少し寂しい思いもあるので、New ARTクリニックに来て本当に良かったです。
富山先生、クリニックの皆さん、本当にありがとうございました。

ご妊娠、そしてご卒業、誠におめでとうございます。
このたびは、ご主人という立場から、心のこもった体験談をお寄せいただき、本当にありがとうございました。
今回のメッセージを読ませていただき、最初に心に残ったのは、「一番感じたことは妻への感謝です。」という一文でした。
不妊治療では、採卵や注射、服薬、通院など、どうしても女性の身体的な負担が大きくなります。
その努力を一番近くで見続けてこられたご主人だからこその言葉だと感じました。
また、ご自身にできることとして、「精子の改善に取り組むこと」「家で注射を打ってあげること」「一緒に診察を受けること」「気持ちを共有すること」を挙げてくださっています。
一つひとつは決して派手なことではありません。
しかし、不妊治療では、そのような積み重ねこそが奥様にとって何より大きな支えになります。
さらに印象的だったのは、「妻が自分のせいだと抱え込んだ時、二人の問題として次へ進めるよう声を掛けた。」というお話でした。
不妊治療では、多くの女性が「自分が悪いのではないか」と自分を責めてしまいます。
その時、ご主人が「二人の問題」として一緒に向き合う姿勢を持つことは、治療を続ける大きな力になります。
まさに、このメッセージは「夫としてできる支え方」を教えてくださる内容だと思いました。
また、TRIO検査を含め、その時々で可能性を高める方法を一つずつ選択しながら治療を進められたことも、大変印象的でした。
私は常に、「今この患者様に必要な治療は何か」を考え、ご提案するよう心掛けています。
治療は一つではありません。
その時の経過や検査結果を踏まえ、ご夫婦と一緒に相談しながら進めていくことが何より大切だと考えています。
そして、「夫婦と先生の3人で一緒に乗り越えていくことが大事。」という最後のメッセージには、私も深く共感しました。
私は診察室で、「分からないこと、不安なことは遠慮なく聞いてください」といつもお伝えしています。
インターネットにはたくさんの情報がありますが、その情報がご自身に当てはまるとは限りません。
だからこそ、ご夫婦と私たち医療者が同じ方向を向き、一緒に悩み、一緒に考えながら治療を進めることが、不妊治療ではとても大切なのだと思います。
「卒業が少し寂しい」と書いてくださったことも、本当に嬉しく拝見しました。
そのように感じていただけたことは、私たちスタッフにとって何よりの励みです。
これからは、ご夫婦で待ち望まれた新しい命とともに、笑顔あふれる毎日を歩まれることと思います。
ご家族皆さまのご健康と、お子さまの健やかな成長を、スタッフ一同心よりお祈りしております。
このたびは本当にありがとうございました。
そして、ご卒業おめでとうございます。