木漏れ日の影

妊娠へつながったヒント

-未来のあなたより-

「男性不妊を乗り越えて授かった命 ― 夫婦で協力し続けた一年間」

卒業生からいただいたメッセージ

卒業生からのメッセージ

最初に来院したのは年末でした。
結婚して数年、子どもに恵まれず、「一度診てもらおうか」ということで、ネットで検索してこちらのクリニックに来ました。
富山先生の診察や精液の検査を踏まえて体外授精をすることになりました。
妻はずいぶん年下ということもあり、毎回採卵は数も状態も良かったのですが、私の精子の量、運動率、奇形率などが微妙でした。
1回目は採卵するも受精卵が形成されず、連携されている病院で精巣の検査をして、精索静脈瘤の手術をすることになりました。
これが功を奏して、精子の状態は上向きになりました。
2回目は無事受精し、胚盤胞移植まで進んだのですが着床せず。
3回目は胚盤胞の状態もさらに良くなり、凍結を経て12月に胚盤胞移植。
ちょうどクリニックに通い始めて1年となる年末に着床が確認され、無事妊娠9週目まで来て、来週クリニックを卒業できそうです。
自分の方に問題があるのに、妻には何度も採卵の痛みなど、大変な思いをさせて申し訳ないなと思っていました。
富山先生は前向きで明るく、その都度可能性のある方法を示してくれるので、気持ちの面でもありがたかったです。
技術や制度の進歩で、生殖医療はここまで一般化しているんだなと実感しました。
これから治療に臨まれる皆さん、夫婦で協力して理想や感情を共有するよう努めれば、結果に近づくと思います。
最後にスタッフの皆さん、いつも明るく丁寧に接してくださり、ありがとうございました。

ご妊娠、そしてご卒業、誠におめでとうございます。
このたびは、ご主人という立場から、とても心のこもった体験談をお寄せいただき、本当にありがとうございました。
今回のメッセージを拝見し、ご夫婦がお互いを思いやりながら、一歩一歩治療を積み重ねてこられた一年間が目に浮かぶようでした。
初診時の精液検査では、ご主人の精液所見に改善できる可能性があることが分かりました。
一方で、奥様は採卵の反応も良く、卵子の状態も良好でした。そのため、ご夫婦それぞれの状況を総合的に判断しながら治療を進めていく必要がありました。
一回目の採卵では受精卵が得られず、ご主人には連携する泌尿器科で精索静脈瘤の精査・手術をお願いしました。
その決断は決して簡単なものではなかったと思いますが、手術後には精液所見が改善し、その後の治療へと確実につながりました。
この経過は、不妊治療では「男性側の治療」が大きな意味を持つことを示す、とても貴重な体験だと思います。
また、「自分に原因があるのに、妻には何度も採卵の痛みなど大変な思いをさせて申し訳なかった。」というお言葉には、ご主人の奥様への深い思いやりが感じられました。
不妊治療では、医学的な原因が男性側にあったとしても、実際の採卵や移植など身体的負担は女性が担うことが多くあります。
その現実を理解し、奥様への感謝や申し訳ないという気持ちを持ち続けられたことは、ご夫婦の絆をより深いものにされたのではないでしょうか。
さらに、「夫婦で協力して理想や感情を共有するよう努めれば、結果に近づくと思います。」という最後のメッセージは、これから治療を始める多くのご夫婦にぜひ読んでいただきたい言葉です。
不妊治療では、医学的な技術だけではなく、ご夫婦がお互いの気持ちを理解し、支え合うことが何より大切です。
同じ目標を持ち、不安も希望も共有しながら歩んだ時間は、これから始まる子育てや人生においても大きな財産になることでしょう。
また、スタッフへの温かいお言葉もありがとうございます。
患者様が安心して通院できる環境をつくることは、私たち全員が大切にしていることです。
その思いを感じ取っていただけたことは、スタッフ一同にとって大きな励みになります。
これからは、ご夫婦で待ち望まれた新しい命を迎え、ご家族皆さまで笑顔あふれる毎日を歩んでいかれることと思います。
お子さまが健やかに成長され、ご家族皆さまが末永く幸せに過ごされますことを、スタッフ一同心よりお祈りしております。
このたびは本当にありがとうございました。そして、ご卒業おめでとうございます。