学会発表・論文発表
Publications & Presentations
ARTに伴う新生児先天性奇形の頻度についての検討
2011年
第56回日本生殖医学会(2011.12.8-9 神奈川)
大阪New ART クリニック
New ART リサーチセンター
上野 紗也香、佐藤 暁子、炭谷 美保、橋口 綾乃、横田 麻里子、小泉 あずさ、松葉 純子、細川 由起、富山 達大
目的
ARTによって誕生した新生児における奇形の頻度については各国より報告されている。今回、我々は当院においても体外受精を行い誕生した新生児の先天性奇形のリスクに関わる要因について検討した。方法
2002年1月~2010年5月の間に当院にて施行した新鮮胚盤胞移植、凍結胚盤胞移植、分割胚移植により妊娠、出産に至り奇形の有無について報告のあった計663周期における奇形の頻度について体外受精の手技、母体年齢、移植胚のグレード、出産児数別に比較した。結果
手技別での奇形の頻度はIVF2.4%、ICSI3.3%で有意差は認められなかった。母体年齢別では34歳以下2.7 %、35~39歳2.4%、40歳以上2.3%でそれぞれに有意差は認められなかった。移植胚グレード別ではGood BL.2.8%、PoorBL.6.9%で有意差は認められなかった。出産児数別では単胎児1.9%であったのに対し、双胎児6.4%と統計学的に有意差が認められた(p<0.01)。結論
体外受精の手技、母体年齢、移植胚のグレードにおいては先天性奇形の頻度に差は認められず安全性が確認できたが、出産児数別において双胎児は単胎児と比べ奇形の頻度が有意に高いことが認められ、双胎妊娠を減らすことが必要であると考えられた。