大阪New ARTクリニックの2019年度の成績を報告します。
2019年度は、体外受精395周期・顕微授精425周期・凍結胚移植498周期・総数1318周期の 生殖医療を行いました。胚移植を行ったのが体外受精184周期・顕微授精204周期・凍結胚移植498周期・総数886周期でした。
そのうち、体外受精による妊娠が56例・顕微授精による妊娠が61例・凍結胚移植による妊娠が174例・総数291例が妊娠し、胚移植あたり体外受精妊娠率30.4%・顕微授精妊娠率29.9%・凍結胚移植妊娠率34.9%の成績を収めることが出来ました。
体外受精について見てみると、妊娠率は29歳以下50.0%・35歳以下38.7%・39歳以下36.3%・40歳以上17.9%でした。平均年齢は39.8歳・平均胚移植数は1.6個でした。
顕微授精について見てみると、妊娠率は29歳以下47.0%・35歳以下38.6%・39歳以下32.8%・40歳以上19.5%でした。平均年齢は40.2歳・平均胚移植数は1.5個でした。
凍結胚移植について見てみると、妊娠率は29歳以下52.4%・35歳以下33.0%・39歳以下39.7%・40歳以上22.1%でした。平均年齢は37.4歳・平均胚移植数は1.7個でした。
我々大阪New ARTクリニックが目指す、個々の方にあった“Tailor-made”の体外受精を行う事により、2019年度も安定した妊娠率を得る事が出来ました。
体外受精は今や欧米と同様、日本でも医療として認知されてきていると考えられます。ただ変化のスピードが遅いか早いかの違いはあるとしても、今後も発展し続けるのは間違いないと考えます。
我々大阪NewARTクリニックは、今まで同様、今後もいち早く最先端の技術・知識を導入し、個々の方々にあった理想的な“Tailor-made”の生殖医療を追い求めていきたいと考えています。また同時に、これまで同様、医療としての安全性を追求し、生殖医療が人々の喜びや幸せにつながるように、全スタッフが取り組んでいきたいと考えています。