生殖医療専門スタッフ紹介:臨床心理士

カウンセリングルームの扉をノックしてみてください

高橋 裕子

高橋 裕子

カウンセリングという言葉は様々な場面で使われていますが、自分自身について相談をするカウンセリングは、「心の弱い人が受けるもの」「深い悩みのある人が対象」というイメージが強いのではないでしょうか。

私達カウンセラーは、治療がスムーズに進むためのお手伝いだけではなく、不妊治療をきっかけに物事や人との関わり方を見直すことで、ご自身についての新たな気づきを手に入れていただければ、と考えてカウンセリングを行っています。
「そろそろ我が子を…と思った時に、なかなかできなくて…」という来院のきっかけは同じでも、お話を聴いていくと、それぞれに大切なご夫婦のストーリーがあります。様々な葛藤や不安に向き合うことで、ご夫婦の絆を深めていかれたケースにもたくさん出合わせていただきました。

「それほどの悩みではないけれど・・・」と思われるかもしれませんが、そのような時こそカウンセリングが気持ちを整理するきっかけになります。カウンセリングルームでは、個人カウンセリング、夫婦カウンセリング、グループでのカウンセリングを2人のカウンセラーが担当しています。共通のハードルを越えるためにご夫婦とクリニックが力をあわせます。どうぞお気軽にご利用ください。お待ちしております。

 

カウンセラー自己紹介

高橋 裕子

  • 大阪樟蔭女子大学・大学院 教授
専門 臨床心理学
最終学歴 関西学院大学 文学部心理学科卒業
資格 公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士

精神科を中心に臨床経験を積み、個人や集団を対象とした心理療法、心理査定を行ってきました。2003年より大阪New ARTクリニックにおいて不妊治療領域のカウンセリングに携わっています。現在は、大学・大学院で臨床心理学を教え、臨床心理士の養成を行う傍ら、慢性疾患・難病の方やその家族を対象とした地域・医療における心理的援助、地域の母子事業における相談・援助、心理・保健領域の専門家援助などを行っています。

著書・論文

  • 「兼業心理臨床の現在と将来」
    心理臨床プラクティクス第3巻医療心理臨床:100-110,星和書店、1991.
  • 「やる気に効くクスリはあるか」
    やる気で始まる子育て論-こどもはやりたいことをやる第6章:103-123、北大路書房、1993.
  • 「榎坂病院における高齢者医療ネットワーク」
    高齢者のいのちとこころ:50-60、里分出版、1997.
  • 「コラージュ療法における「場」の変容過程」
    魂と心の知の臨床-心理臨床学と精神医学の間:303-309、創元社,2001.
  • 「児童期における心的外傷後ストレス障害の治療過程」
    大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要第1号:89-96、大阪樟蔭女子大学学術研究会,2002.
  • 「腹痛を首座とする子どもの心身症の心理療法過程」
    大阪樟蔭女子大学児童学研究第17号:33-42、大阪樟蔭女子大学児童学会、2002.
  • 「児童虐待へのアプローチ」
    大阪樟蔭女子大学児童学研究第18号:32-42、大阪樟蔭女子大学児童学会、2003.

杉村 弘美

杉村 弘美

私たちは生きている限り様々な困難や問題に直面し悩み、傷つき、心が止まる経験をします。それらをひと山ひと山越えていく事で成長するのだと思います。

カウンセラーの役目は山登りの杖のようなもので、急な上り坂では踏ん張りがきくように支え、一休みする時には寄りかかり、下山時には急な下り坂で怪我をしないようにつっぱり棒の役を担います。
相談者さまの脇役として登頂し、一緒に山頂からの景色を見せていただけた時、『良かったね~。すばらしい眺めね~』と達成感を二人で分かち合えることが何よりの喜びです。
無事に下山すると『杖』は不要になりそこに置かれます。相談者さまの旅立ちに、一抹のさみしさと安堵を感じながら…。 どんなに大変な方にも心の自己治癒力は備わっています。渦中にいるとなかなか見出せないものです。

相談者さまと良い関係を築き、不安を安心に、怒りを赦しに、悲しみを癒しに、焦りを余裕に…、少しでも早く軌道修正できるようにお手伝いできたらと思っております。

カウンセラー自己紹介

杉村 弘美

2004年 夕陽ヶ丘こころの相談室 開業
2010年 大阪New ARTクリニック 勤務
2013年

公的機関(市役所・企業・老人ホーム・保育園)カウンセリングと研修講師

2017年 大阪樟蔭女子大学 学生相談室 相談員
最終学歴

大阪樟蔭女子大学 学芸学部児童学科卒業

資格 公認心理師
上級心理臨床カウンセラー
家族相談士
産業カウンセラー